メインの下地は、赤いスタジアムでも目立つように、かつシックにびしっと決めたいと思って最初は「紺」でいこうと思ってました。
そして、鹿島だから上下に赤の帯を合わせればいいかな~と。
モデルは「オリベイラ監督」で、写真はフリークス5月号の表紙から取りました。
縫いあがった下地に、コピーしておいた絵と文字を合わせてみて、大きさを確認して見ました。
もう少し大きさの調整が必要かなと感じました。
コピーの拡大倍率を変えて、2~3種類用意した方が良さそうです。
後でサンプル絵コピーを見てもらえれば分かると思いますが、ここで下地の色を変更しなくてはならなくなる大きな問題が発生しました。
とにかく「絵が生きない」状態となってしまうため、絵の色で「黒」を使えるようにするために、下地メインの「紺」を「ライトグレー」に変えることとしました(好みのよっては「白」でもOKで、絵が一番映えるのはこの「白」だと思います)。
それでも、何とか「紺」を残したくて上下の帯のひとつに使うこととしました。もうひとつはチームカラーの「ディープレッド」でユニフォームカラーの下地に決定!
さあ、今度は絵の準備です。
普通に写真をコピーしたのでは、なかなかシルエットの部分、中間部分、ハイライトぼ部分の区別がつかないので、ここはYさんにお願いして専用ソフトで基絵を作ってもらいました(これも後でサンプルを載せておきます)。
この絵(この段階ではA4サイズ)を使って、直接、極細マジックで上記3段階の色の境界線をなぞっていきました。
写真のピントが甘いですが、これが先ほどの「なぞり」部分の拡大写真です。わかりますか?
ハイライト部分はなぞらずに、そのままの状態で残してます。
できれば、なぞり線が塗り上げた時に“全部消えていること”が望ましいと思ったからです。
その絵(A4サイズのまま)を下地に合わせてみました。
ライトグレーの下地が印象的に薄いので、パンチ力があるかどうかを見てみたかったことと、絵が映えるかどうかが気になりました。
それなりのようです(ちょっと自信ないかな?)。
右側の赤い絵がYさんに作ってもらった「原版」です。
この写真をパソコンに取り込んで、Pixlabで色の濃淡を幾つかのパターンで確認してみました。
特に細かい境界部分を確認するのに有効でした。
多分上段の真ん中か左端のものを、カーボン写しようとして使用したと記憶してます。
今度も嫁さんに頼んで縫ってもらいました。
なお、上下の帯の幅ですが、上の赤い部分よりも下の青い部分の方が広くなっています。
「ゲーフラ自体にどっしりとした安定感が出るのではないか」という考えもありましたが、実は下に入る予定の文字数が多く、横一列では入りきらないため、2段書きとなってしまうので、①はみ出る部分が変にならず、②逆にデザイン的に格好良くなるような、サイズにしてみました。
はみ出てしまう文字のバランス確認と、なぞりを加えた絵を拡大コピー(A3×2枚=所謂A2?)したもので、全体のバランスを見てみました。
ここで気になったのが「絵の大きさ」で、これでは周囲の何も無い部分の割合が多くなって、迫力が不足する感じでした(嫁さんからの指摘)。
そこで、もう少しだけ絵を拡大してみました。
顔だけでなく、首から肩にかけての部分も絵のバランス的には欠かせないと思ったので、これが拡大の限界だということで、このサイズに決定しました。
両サイドの空き部分も、これならまあ許される範囲でしょう。
絵がずれたりしないように、セロハンテープで布に固定した状態でカーボン紙を入れて下書きをしました。
かなり細かな部分もありましたが、意外と簡単に書くことが出来ました。
正直言って、この時点では「細かく書きすぎたかな?」と思わずにはいられませんでした。
でも、やり直しは効かないので、次のステップへ進むしかない!
黒の次は、あえて濃度の段階を無視して、対称となるハイライト部分を塗ることにしました。
その理由は、中間色の色出しに自信がなかったことと、黒と対称となる白(今回はアイボリー)を先に塗って中間色を見極める材料としたかったことが挙げられます。
また、「白」ではなく「アイボリー」を使ったことについては、下地のライトグレーを意識して白だとその部分が“とび過ぎ”てしまうのではないかと思ったこと理由です。
中間色のために用意したペンキは「ダークグレー」と「ライトグレー」の2色です。この2色を捨て布で試し塗りしてみたところ、「ダークグレー」は殆ど「黒」と同じでした。「ライトグレー」は下地の色よりも若干濃い程度でした。
本当なら「グレー」が一番良かったのかも知れませんが、それがお店には置いてなかったため(大きなサイズのペンキならあったのですが)、今回は「ライトフレー」で妥協することにしました。
本当ならここで妥協せずに、「黒」を混ぜたりしてベストな色を探さなくてはいけないのでしょうけれど、時間も無いため仕方なく・・・。
とりあえず絵は何とか塗り上げることが出来ました。
やはり遠めで見ると濃淡に物足りなさは感じましたが、これが今の私の実力の限界と諦めて満足することとしました。
やっぱり“中間色”ですよね、決め手となるのは!
まだまだ!だな~。
文字は簡単に「Oswaldo De Oliveira Filho」とフルネームを入れることにしました。
本当なら「情熱(PaiXao)」という言葉を上段にいれたかったのですが、サイズの関係で断念しました。
注意したのは、絵が文字に消されてしまわないようにすることでした。
文字には白色ときめていたのですが、そのまま「白」で塗ってしまうと文字がかなり目立ってしまい絵が負けてしまうと想像しました。
そのため、文字そのものではなくて影の部分を白色にして、文字を下地の色で浮き出させることを試みてみました(強調したいOliveiraのみ「白」で縁取りました)。
最初に下地を「紺」と設定した場合の絵です。
紺地にゴールドでと思い作ってもらいましたが、このようにレントゲン(あるいは写真のネガ)のようになってしまいます。ゴールドを白に変えても一緒でしょう。
これでは目が生きてきませんので、本当の「塗り絵」になってしまいます。
残念ながら、下地を変えざるを得ませんでした。
結論的には、表情をうまく引き出すためには「目」がポイントとなり、目はシルエットとして黒ないしはそれに近い濃い色を使わなくてはないらないということがいえると思います。
もし、それでもと言うなら、Yさんに教えてもらったとおり「目の部分を相当細かく丁寧に」書き上げなくてはならないでしょうね。それよりも黒にしたほうがよっぽと良いということでしょう。