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2017年4月24日 (月)

磐田戦は失点数では完敗だけど、そんなに酷い試合だったのか?

磐田戦は悔しい敗戦、しかも0-3という点数だけを見れば完敗といった試合でした。

試合内容はというと、シュート数は鹿島19本-8本磐田、ボール保持率鹿島65%-35%磐田という具合で、これだけを見ると逆に鹿島が3-0で勝っていてもおかしくない数字です。

鹿島アントラーズのブロガーさん達はこぞって批判記事を書かれていて、「惨敗」、「見るべき価値のない試合」、「金返せ!」とか酷い内容が多く目につきます。

DAZNでフルに試合を観返しましたが、そんなに酷い内容だったでしょうか?

私にはアントラーズや石井監督、そして選手達をバッシングすることについては理解不能です。

確かに0-3で敗戦という結果から、憂いや嘆きたくなる心境は理解できます。でも選手や監督を誹謗するような内容の記事には違和感を覚えます。

大敗した選手達や監督にブーイングできる資格があるのは、共にスタジアムで戦ったサポーターだけです。

 

負けてしまうと、監督の選手起用についても疑問視する声がどんどん出てきますが、今回のスタメンについても十分に理解できると思うのですが・・・。

前の試合でベストメンバーといえるスタメンを組んで快勝し、「勝っている時はスタメンを変えないのがセオリー」と言われているように石井監督はメンバーを変えていません。

充孝が負傷で使えなくなったことで、ルーキーの安部をそこに当てはめたたけです。

調子が良かったのはレアンドロも同じですが、安部を起用してみたくなる気持ちは理解できます。

それだけ安部は、練習でも試合でも調子の良さや可能性をアピールできていたと思わます。

前の試合ではオール日本人の先発で、レオ・シルバではなく永木、ペドロ・ジュニオールではなく充孝でした。二人は揃って控えに回っていました。

そして、今回も二人を控えにするとベンチに入れる外国人はあと一人、レアンドロかブエノです。

昌子が万全ではないことは、サポーターの皆さんならお判りでしょう。

仙台でも足を痛めながら頑張ってフル出場し、今も決して痛みが無いわけではないと思われます。

そうなると、昌子のバックアップにブエノか町田を入れなくてはならず、力量的にもブエノをベンチ入りさせることにしたのでしょう。

そうなるとレアンドロはベンチ外とならざるを得ません。

安部に代えてレアンドロを入れると、ブエノが外れなくてはならなくなり、昌子に万が一のことがあった時に非常に厳しくなると考えたのでしょう。

 

さて、試合は最初から鹿島のペースだったと思われます。

しかし、中村俊輔のサイドへの展開からクロスを上げられ、綺麗に川又に頭で決められます。

これは西が競り合えなかったというよりも、その直前に植田とのマークの受け渡しで意思疎通が上手く出来てなかったことで、川又に体を寄せるのが遅れてしまったことが原因だと思われます。

植田が一瞬、川又に行くのかという動きがあり、西がこれに惑わされましたね。

その失点の直後ですが、守備に致命的な問題はなく、これまでの試合同様に気持ちの入った守りであったと思われます。

そんな中で決められてしまった中村俊輔のゴラッソは、あれは1年に1本決まるかどうかのゴールであって、その後のニュースでも10年ぶりくらいに凄いシュートだったと騒がれていますよね。

1失点目の川俣のスーパーゴールも、同じような滅多に決まらないような凄いゴールであり、中村のスーパーゴールと合わせて、この時間帯はたまたまそういった時間帯だったのでしょう。

 

前半の攻撃面については悪くなかったという印象です。

遠藤の無回転ミドル、西のクロス、山本のクロス、相手ゴールに迫る鹿島の攻撃はいつもと同じくらい悪くない内容だったと思います。

そして、ルーキーらしい思い切りの良いプレイと、ルーキーらしからぬ落ち着いたプレイで、高い技術を見せながら自分の特徴である仕掛けをところどころで見せることが出来ていた安部は、前半だけで交代させられてしまいましたけど、まずまずの合格点をあげられると思います。

アントラーズのベストメンバーに安部だけを組み込んだスタメンはローテーションであり、5~6人を入れ換えて失敗したターンオーバーとは違いました。

C大阪戦とブリスベン戦でターンオーバー失敗した時に石井監督は批判されてましたが、いつものスタメンに安部だけを組み込んだこのスタメンは、そういう批判した人たちには評価してもらいたいところですよね!

 

「鹿島の保持率が高いのは後ろでボールを回しているだけ」という意見があるかもしれません。でも、CBから始まる後ろからのパス回しは鹿島の試合運びの基本です。

そこから両サイドの選手やボランチを経由して、大きく左右に展開するゆさぶりは相手の体力を徐々に奪い、隙あらばゴールに向かっていく相手にとってすごく厄介なものです。

 

永木は〝永木らしさ〟が試合毎に戻ってきており、この試合に限っては小笠原がいるにもかかわらず、永木の腕にキャプテンマークが巻かれていました。

我々は、この意味を考えなくてはいけませんね。

 

後半の磐田は攻撃を放棄しました。

後半の頭から出場したペドロは、仙台戦のゴールで調子も上向きになった模様で、更に動きが活性化してチーム戦術も浸透してきているのは間違いないです。

金崎へのGKのスライディングは反則ではないのですか?

そのところのルールに詳しくないのですけれど、レイトタックルを取ってくれてもいいような気がしました。

その他にも、ペナルティエリア内でのハンド見逃しあって、主審の位置から見えなかったのかもしれませんが、線審は見てて欲しかったところです。

 

鹿島の猛攻を必死に耐える磐田の図式でしたが、磐田は戦術の意識が統一されていて、ボールを奪った後のカウンターには勇気を持って出ていってましたね。

殆ど攻撃を放棄していた磐田ですけれど、得てしてそういう時に追加点が入るというのはサッカーの〝あるある〟ですよね。

川辺のゴールもまたスーパーなゴールで、毎回ああいったシュートが決まれば苦労はしません。

3つもゴラッソが揃って1試合で出てしまうなんて、磐田もついてないですね。

この試合の磐田は、多分、今できる100%の試合だったのではないでしょうか?

鹿島はこれが100%かと言ったら、決してそうではありません。

1試合通して試合を支配しなくとも、得点のところのキモを抑えることができて、ゴールを奪うことができれば試合に勝てる、ということを名波監督は示したのです。

この結果を踏まえて、もう一回試合をしたら、結果は必ず違うものになると思ってます。

だから、この試合は完敗かもしれませんが、決して「惨敗」ではありません。

この試合で戦っていた選手たちの姿を見て、何処が〝惨め〟な戦いだったのでしょうか?

どうしたら鹿島ブロガーさん達からそんな言葉が出てくるのか、私には理解できません。

もし、自分の子供がサッカーの試合でこのような戦いをした時に、「惨めな戦いだった」と子供に面と向かって言えるのか?

言えないでしょう?

言わないでしょ?

アントラーズの選手と監督は子供と違ってプロですから、同列に論じられませんけれど、単に試合結果だけを捉えて選手達や監督、そしてチームに声を掛けるとしたら、それはきっと「惨めだった」という言葉でなないはずです。

 

鹿島にとって一番怖いことは、選手達が自信を失ってしまうこと、自分たちの力を信じられなくなってしまうことです。

この敗戦で、選手達が自信を失ってしまうことが、最も危険なことであると思います。

もし内容が伴っていない敗戦だったら、その時に持っていた中身の無い自信は失った方がいいけれど、この試合に敗れた原因は決して選手たちの実力が不足していたことではないです。

名波監督の緻密な鹿島対策と、それを忠実に実行した磐田の選手たちの勝利にあります。

 

磐田に敗れたことによって、選手や監督はそれぞれ自分自身を戒めているはずであり、それは次の試合にダイレクトに繋がるプラスの要素に他なりません。

ならば、自信を持ってこれまでの戦い方を継続していくことこそ、鹿島アントラーズの強さを発揮できると最も間違いのない方法だと思っています。

今後の勝敗に大きく影響することであり、今は「変化」よりも「継続」をセレクトすべきなのではないでしょうか。

 

「決定力不足」と言われることも少なくありません。

「磐田のような決定力があれば・・・」と思っている人はいませんか?

磐田はこの試合の前までは8得点でした。

鹿島は10得点です。

この数字を見れば、どちらが得点力、決定力があるかというのは一目瞭然です。

しかも、鹿島は前の試合(仙台戦)で4点も取っているのですから、決定力不足とは言えないと思います。

毎試合シュート数は2ケタ以上放っており、その数からすると決定力が足りないという見方があるかもしれません。

でも、鹿島にもっと決定力があったら、それはそれでとんでもない強さになります(そうであれば最高!ですけどね)。

「ゴール」はサッカーにとって究極の目指すべき目標であり、それを目指して厳しい練習に耐えて、必死に戦って相手ゴールに向かうのです。

「こういう日もあるさ!」というのが、実はこの敗戦の答えのような気がします。

「仙台戦の4得点のうち1点でもこの試合にまわっていれば・・・」結果は違ったかもしれません。

そのような考え方は、試合結果や順位争いの状況によって、いつだってあるものです。

磐田のサポーターも、少なくない何人かは、そう思っているかもしれません。

「あんなスーパーゴール、1試合で全部出さなくても。3試合で1発ずつ決めてくれればいいのに、そうすれば3連勝だって可能なのに・・・」と思ってるかもしれません。

 

逆に、鹿島サポーターとしては「スーパーゴールを3試合連続で決められるよりも、どうせなら1試合で3発の方が、失う勝ち点は少なくて済む可能性が高い」と考えることはできます。

 

蔚山戦では、鹿島の選手達は必ずやってくれますから、信じる気持ちを失うな!鹿島サポーター!


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コメント

こんにちは。

お久しぶりです。

私もおっしゃる通り、そんなに悪い試合とは思いませんでした。

結果は0-3ですが。

磐田戦が始まる1時間前に前半のみ浦和レッズ対コンサドーレ札幌戦観ていました。

浦和レッズはほぼ一方的に札幌陣内で攻め続けて先制しましたが、その後一瞬の隙を突かれ追いつかれました。
その後追加点を奪い勝っていますがサッカーは点が入らない時は入らないし強いチームが必ずしも勝つとは限らないとつくづく
その時思いました。

私はこの磐田戦、監督采配は普通に納得しています。
明日の蔚山戦を考えると何も疑問は起きません。

敗戦と言う結果はただただ悔しいですが。

明日の蔚山戦に勝って予選リーグ突破を確実にしたいですね。

いつも素晴らしい寄稿ありがとうございます。m(_ _)m

投稿: 素人鹿 | 2017年4月25日 (火) 13時05分

なんかやっとポジティヴなブログ読みました。どーんよりしてた気持ちが少し前向きになれました。

ただ、久々に2階席で観戦していましたが、やはりボールへの寄せとか、ボールに関与していない選手のポジショニングとか少し気に成る部分はあったような気はしましたが、私もさほど悪い内容ではなかったように思いますし、戦う姿勢は充分に見せてくれたと思います。

やはり私達の立ち位置は、あくまで選手やチームをサポートするってことを思い出せせてくれた素晴らしい寄稿ありがとうございました。

投稿: Yasu | 2017年4月25日 (火) 18時36分

素人鹿さん、Yasuさん、コメントありがとうございます。

明日の蔚山戦には絶対に勝ちたいですね。かなり厳しい試合になることを覚悟して、選手達をどこまで信じることができるか、それを自分自身に課してみたいと思います。

これからもアントラーズファミリーとして、共に戦っていきましょう!

明日、勝ちましょう!

投稿: 鹿莫迦 | 2017年4月25日 (火) 23時36分

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