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2017年1月 9日 (月)

チーム始動を明日に控え、今年の鹿島アントラーズの陣容を考えてみる

天皇杯を制覇して僅か8日、凡そ1週間の休養しか取れずに、早くも明日チームの先行練習が開始されます。

多分、レギュラー陣と負傷個所を癒している選手を除いたメンバーによる先行練習であると想像します。

それでも、通常ならフィジカル測定から始まるチーム始動ですが、今年は休養期間が1週間と短いことから、測定はそこそこに通常練習に入るのではないかと思われます。

 

そして、年末年始にかけて発表された移籍に関する情報で、ほぼ今年の移籍による出入りは完了した感がありますね。

【移籍放出】 

◎CB ファンソッコ(契約満了で、多分、中国リーグへ?)
◎GK 櫛引(レンタル移籍終了で清水へ戻り、レンタルでJ2岡山へ)
◎OH ファブリシオ(レンタル移籍終了でポルティモネンセへ)
◎DH 大橋(完全移籍でJ2金沢へ)
◎OH 杉本(レンタル移籍でJ2徳島へ)
◎DH 平戸(育成型レンタル移籍でJ2町田へ)
◎FW 垣田(育成型レンタル移籍でJ2金沢へ)

○OH 豊川(J2岡山でレンタル期間延長)
○FW 高崎(J2松本へ完全移籍)

【移籍加入】 

☆FW ペドロ・ジュニオール(神戸から完全移籍)
☆SB 三竿雄斗(湘南から完全移籍)
☆FW 金森健志(福岡から完全移籍)
☆MF レオ・シルバ(新潟から完全移籍)
 

☆SB 小田逸稀(東福岡高校から新規加入)
☆FW(MF) 安部裕葵(瀬戸内高校から新規加入)

☆DF 梅鉢(J2山形からレンタルバック)すみません、情報が抜けていましたので加筆修正します。

 

現在のところ、ここまでオフィシャルでは発表されてます。

出入りの人数だけを見ると、レンタル延長の豊川とレンタルから完全移籍した高崎以外では、6人放出されて6人獲得と差引ゼロとなっています。

ソッコ、櫛引、ファブリシオ、大橋までは、再びアントラーズのユニフォームを着る可能性は極めて低いと言わざるを得ず、とても寂しい感情に包まれてしまいます。

鹿島サポならではの感覚だとは思いますが、アントラーズファミリーとして移籍先での活躍を祈りたいと思います。

杉本に関しては、鹿島に来て3年が経ち、昨年はそれなりに試合出場機会もあってチャンスをもらっていましたが、レギュラーやサブのメンバーからポジションを奪うまでの評価は得られませんでした。

こうなると、更に鹿島に残って今と同じような使われ方をしていたのでは、更に飛躍的な成長を見込むことは難しいでしょう。

やはり、杉本の場合はどんどん試合に出場してスキルアップしていく段階になってきていると思いますから、確実に出場機会が増えるチームに移籍して成長する選択することは、杉本としてもアントラーズとしても判断は間違っていないと思います。

ですから、1年間しっかりと腰を据えてやってもらうために“育成型”ではない通常のレンタル移籍なんでしょうね。

 

その“育成型”レンタルという馴染みのなかった新たな移籍のシステムによって、他チームへ修行に出ていく平戸と垣田の2名。

これまで鹿島アントラーズというチームは、新規加入した選手は3年間はしっかりと鍛え上げ、その期間中に放出するということはしてきませんでした。

それがチームのポリシーでもあり、新たに鹿島に入ろうと考える選手やその保護者(指導者含む)たちのアントラーズに対する信頼にも繋がっていたと思います。

しかし、今回の育成型期限付き移籍は、ウインドウの開閉に関係なくいつでも戻ってくることができ、考えようによっては移籍先での出場機会の有無や成長進度が思うような結果ではなかった場合には、すぐに呼び戻すことができるというシステムになっています。

今年からの1年または2年をアントラーズで極めて少ない出場機会の中で育成していくよりも、試合によってしか上げられない部分の経験値を高めることを目的に送り出されるのが平戸と垣田ということになります。

この二人のポテンシャルが高いことはアントラーズサポーターの知るところであり、何とかものになって欲しいという希望もあるので、彼らの移籍についてはそういったポイント(試合出場)について注目しながら見続けていきたいと思います。

 

さて、その他の移籍の出入りについてはどうなているんでしょう?

まずGKについては、セカンドGKであった櫛引にはサブ的な立場だけでなく、曽ヶ端の後継者として期待していたに違いありません。

しかしながら、ナビスコ予選への先発出場があっただけでリーグ戦での先発出場はありませんでした。

これでは、櫛引自身もこの環境で継続してプロ生活を続けるわけにはいかないでしょう。

レンタルであったことも考えると、移籍元の清水に戻ることは仕方のないことだと思います。

J1に復帰した清水で正GK争いができることが理想だったのかもしれませんが、そこは出場機会に拘ったのかJ2岡山へのレンタルとなりました。

そして鹿島的には、その櫛引の後任となるGKの獲得情報が未だ出てきていないところが気になるところです。

ソッコを放出した上で、韓国人GKを獲得すべく交渉していたとの噂は出ていましたが、どうやら交渉はまとまらなかった模様で、さてこれからどうするのか?

ユースには期待のGKが二人いて、彼らを登録して4人目とするという手もあるのでしょうが、実力的にセカンドGKであった櫛引とは比較になりません。

もし、移籍で誰も獲得できないようなら、川俣に期待するしかないですね。

川俣はコーチングに素晴らしいものを持っているだけに、キックの精度やセービング能力を更に高めて曽ヶ端の牙城を脅かす存在になってもらいたいものです。

 

【GK】 曽ヶ端、川俣、小泉 《あと一人の補強は必要》

櫛引→(未定)

 

CBでは、ファン・ソッコが契約満了により退団しました。

ここへの補強は、今のところありません。

このポジションは、昌子、植田、ブエノ、町田と現時点でも4人がいて、ソッコが居た時でもポジション争いの激戦区でした。

それでも代表招集や故障により、3人目だけでなく4人目まで出番があったことが思い出されます(5人目の町田も代表で召集されるという事態にもなりました)。

選手過多と思われたCBでしたけど、昌子を除く他の3人が居て本当に良かったと思える試合が何度あったことか。

今年も代表招集や故障により、昌子や植田が不在になってしまう時期が必ずあります。

そういった時期(またはターンオーバーが必要な時)には、4人目となる町田に期待したいです。

垣田や平戸とは違って、鹿島のCBとして必要だと考えられ、そして、鹿島の中で昌子や植田、そしてブエノとポジション争いをして実力を高めて欲しいとの思いも育成担当にはあることでしょう。

 

【CB】 昌子、植田、、ブエノ、町田 《ソッコが抜けて1名減も、補強なしでOK》

ファン・ソッコ→補強なし

 

山本が一人で1年間頑張った左SBには、三竿雄と小田という即戦力の二人を一気に補強できました。

小田は高校生ですが、ただの高校生ではなく〝超高校級〟です!

そのポテンシャルの高さから、篤人の時と同じように1年目からの活躍を期待したいです。

山本が居れば安泰という状況には変わりないですが、ずっと試合に出続けたことで山本の身体も悲鳴を上げています。

今シーズンでも、必ずや山本に代わる選手の出番が必要な時はやってきます。

また、そうならないためにも適度に山本を休めながら、ACLやリーグ戦を戦っていって欲しいと思います。

 

【左SB】 山本、三竿(雄)小田  《必要だった山本のバックアップが厚みを加えて整った》

メンバー不足→三竿(雄)

   〃    →小田

【右SB】 西、伊東

昨年から変更なし

 

アントラーズが、Jリーグでボランチ力が最も高いチームになった気がします。

クラブワールドカップで一躍世界中の注目の的となった柴崎は、当然、海外への移籍交渉が加速するものと思ってました。

しかし、今のところ表だって移籍の話は出てきていません。

我々が知らないだけで、水面下では交渉が進んでいるのかもしれませんが、この時期までニュースになってないということは、もしかするとこの冬のウインドウが開いている時期に移籍はないのかもしれません。

それでも海外シーズンが終了する6月には、現実的な移籍話が舞い込んでくることは大いに想像できます。

レアルとの試合で2点目を決めた瞬間に、「柴崎ー!このゴールで世界へ羽ばたけー!」とTVに向かって叫んでしまったことは今でも後悔していません。

柴崎の選手としてのサッカー人生を考えても、今年海外へ行くことは絶対に必要だと、いや、年齢的には遅い位だと思ってます。

柴崎の海外移籍や、小笠原が年齢的にも90分間のフル出場が厳しくなってきている現実を考えても、レオ・シルバの獲得は絶対になくてはならない補強だったのでしょう。

レオ・シルバ自身も年齢は若くなく、また、怪我により出場できなくなる時期が1年の中で必ずあるという想定からも、豊富なボランチ陣となりますが、それでもACLとリーグ戦のハードスケジュールを戦っていくには、選手の数もその能力レベルも丁度いい陣容だと思います。

すみません、梅鉢のレンタルバックの情報を落としていました。加筆修正します

 

【ボランチ】 小笠原、永木、柴崎、レオ・シルバ、三竿(健)、久保田、梅鉢  《柴崎が海外移籍しても大丈夫と言える陣容に》

大橋→レオ・シルバ

平戸→補強なし 梅鉢

 

攻撃的MF(OH)の充実ぶりも、他のチームと比較して十分すぎるメンバー構成と言えるでしょう。

新たに加入したペドロ・ジュニオールと金森、そして安部がFWだけでなくOHもできる見込みですから、この二人を加えたら更に凄いメンバー構成になります。

カイオが抜けた穴を埋めきれなかったものの、最後は決定的な仕事してくれたファブリシオともう1年一緒にやりたかった気持ちは強く、それが叶わなかったことは残念ですが、ファブリシオが居なくなっても「より盤石となりカイオの穴も十分に埋まった」と言える結果になることを期待したいです。

その見方で考えると、ドリブラーの金森はタイプがぴったりと当てはまります。

杉本の抜けたところには、育成型なら田中若しくは安部が当てはまると思われます。

即戦力として金森の加入があるので、ここで杉本→金森と考えるなら、(杉本には申し訳ないけれど)チームとしては戦力アップと言わざる得ないでしょう。

そして、柴崎や土居、鈴木といったメンバーのOH起用も普通に考えられるので、ここは複数ポジションの扱いになりますが相当な戦力が揃うことになりました。

 

【OH】 遠藤、(柴崎)、(ペドロ・ジュニオール)、中村、(金森)、(土居)、(鈴木)、田中、(安部) 《柴崎が移籍して遠藤が出場できなくなったケースを想定すると、ボールを受けて攻撃の起点となる選手としてもう一人くらい銘柄級の選手が居てもいい感じ》
※(  )は複数ポジションとしての起用が考えられる選手

ファブリシオ→(ペドロ・ジュニオール)

杉本→(金森) 

   →(安部)

結果として、現時点では垣田が抜けただけのFW陣です。

それでも「金崎は大丈夫なのだろうか?」という考えが浮かんできます。

勿論、「怪我が・・・」ということではなく、「海外に移籍してしまう可能性はないのか?」ということについてです。

CWCで派手な活躍をしたのは柴崎ですが、柴崎は海外のボランチとして比較してもまだ体の線は細く、どちらかというとOHとしてならば獲得に名乗りを上げる海外のチームもあると考えられるのですが、その柴崎よりも体が大きく体幹も強く、すぐに海外で通用すると見られたのは実は金崎なのではないかと・・・・?

昌子の評価も素晴らしいものでしたが、欧州でCBとしてやっていくには少し高さが足りないという見方をされることも十分に考えられます。

金崎は、2部とはいえ実際にポルトガルでプレーしていた実績もあり、昨年に海外移籍を模索した時も1部のチームからの誘いはいくつかあったと聞きます。

ならば、その金崎にも海外のチームから獲得を求める話があってもおかしくはありません。

とは言っても鹿島のエースですから、今年も居てもらわなくてはならない選手ですので、残留が確定するまでは油断してはならないと勝手に警戒心を強めていることろです。

 

そして、金崎に並ぶポストプレーのできる前線の大黒柱が欲しいということは、昨年の試合をしていて何度も感じたことでした。

そこのポイントを補強するために獲得されたのがペドロ・ジュニオールなんですよね。

鹿島サポーターから見るとペドロ・ジュニオールは怖いゴールハンターという印象でしたけれど、一部の神戸サポによると「決定機に何度も外す選手」という印象もあるようです(それだけチャンスシーンを多く作り出しているという見方もできます)。

(神戸)サポーターの自チームの選手に対する感覚はかなり信憑性があると思っているので、私はペドロ・ジュオールの得点力に期待したいのは勿論ですけれど、レアンドロ(神戸)やピーター・ウタカ(広島→清水)のようなストライカー(ポイントゲッター)というよりもポストプレヤーとして期待したいと思ってます。

それと、対戦した時に観察した感想では、結構守備にも戻って頑張っているようにも見えたので、守備をサボって前線に残っているFWではないと予想しています。

 

また、金森にはかなりの期待をしています。

鹿島にはいないドリブルに拘る選手だと聞いていますから、正にカイオのスタイルで、しかもカイオよりも更に前の位置でその威力を発揮してくれるのではないかと期待しています。

後半の勝負をかける時に、個で展開を打開できる選手として、優磨とは違ったタイプの切り札にもなると思います。

 

【FW】 金崎、ペドロ・ジュニオール、土居、赤崎、鈴木、金森、安部

垣田→ペドロ・ジュニオール

 

   →金森

 

   →安部

 

これらの点を考慮して、今年の鹿島アントラーズの布陣を想像してみると、以下のような先発組と控え組に分かれると想像します。

『先発組』

GK      曽ヶ端

DF 西  植田  昌子  山本

DH   レオ・シルバ  小笠原

OH  遠藤       柴崎

FW   金崎  Pジュニオール

 

『控え組』

GK       川俣
         (小泉)

DF 伊東 ブエノ 町田  三竿雄
               (小田)

DH   永木    三竿健
     (梅鉢)  (久保田)

OH  土居       中村
              (田中)

FW   赤崎    鈴木
     (金森)   (安部)

 

最後に外国人枠について、現在チームに所属する外国人はブエノ、レオ・シルバ、ペドロ・ジュニオールの3人となります。

今年からチームに所属できる外国人は5名枠となっているので、あと2人まで外国人選手の獲得が可能です。

このままのメンバーでスタートすることも十分に考えられますが、あと一人の補強が必要と目されるGKのところと、柴崎が移籍してしまった場合に意外と軸が手薄になりそうなOHのところ、それと金崎にもしもの場合があった時にFWのところで外国人枠を使うこと、これらの3点については考えておいた方が良いのかもしれません。

強化部は既にそういったポイントで、ブラジル人選手や韓国人選手を探しているのかもしれませんね。

韓国人GKは交渉がまとまらなかったことでそうなることもなさそうですが、攻撃的なところでの「元ブラジル代表選手」の補強の噂などは、実際にそうなって欲しいという思いはあります。

今ここを無理して補強しなくても、シーズンが始まって怪我にいより選手が不足してしまうポジションや、補強したものの上手くチームに嵌らないところを修正する一手を打つために、その時まで外国人枠を取っておくという考えも必要なのでしょうね。

 

今年の補強を振り返ってみると、必要なそれぞれのポジションに対して十分な(レベルの)補強がなされたと言っても過言ではないでしょう。

外国人で失敗しないように日本で実績のある2選手(レオ・シルバとペドロ・ジュニオール)を獲得して、戦法的に弱くなった部分を補える特徴のある選手(金森)を獲得し、更には最も手薄だった左SBに即戦力の選手(三竿雄)と超高校級の選手(小田)を加入させて、十分なチーム戦力の〝補強〟ができました。

若手の育成の部分でも「入団から3年間は手元で育てる」方針を転換し、〝育成型レンタル移籍〟で新たな育成に挑戦することになりました。

昨年に獲得した賞金やカイオの高額な移籍金により潤沢となった資金を使って、十分に満足のいく補強ができたと評価していいと思います。

 

「完璧な補強」にするために、あとはGK一人だけですね!

 

この十二分といえる戦力で、石井監督を始めとするコーチ陣がこれに磨きをかけて、一日も早くチームとして機能するようになることを期待しています。

その上で、この選手達とチーム戦術を駆使して、ACLとリーグ戦のハードスケジュールを乗り越えていって欲しいです。

 


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