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2013年1月13日 (日)

今シーズンの鹿島アントラーズを考えてみる(中間チェック)

年明けには、まだ噂の段階であった移籍情報ですが、徐々にオフィシャルの発表もなされ、大部分の情報が確定してきましたね。

移籍の噂が正しいことの方が多いのというが今年の特徴のようですが、これも移籍ルールの変更による影響のひとつなのでしょう。

前回の記事で書いた私の予想(というよりも希望)の正確性は高くはないですね。

ということで、レンタル中の選手の動向も含めて、移籍の確定情報がまずまず出てきているので、ここらで中間チェックしてみたいと思います。 

 

【レンタルしていた選手の動向】

佐々木 ⇒ 契約更新せず
宮 崎 ⇒ 磐田へ完全移籍
アレックス ⇒ 徳島へ完全移籍

レンタルからの復帰を期待していた宮崎は、やはり噂どおりジュビロへの完全移籍という形で収まりましたね(774さんからもコメントで指摘されましたが、私自身は新井場の後釜に彼の復帰を希望していたものの、すでに早い段階でジュビロへの完全移籍の話が噂されていましたので、復帰が実現する可能性はゼロに近いと思ってました。そのため、前回の考察に宮崎の名前を入れるのを全く忘れてしまっていました)。

アレックスの完全移籍についても、「まあ、アレックスの選択もアントラーズのフロントの選択もこのような結果になるのだろうな」と思ってましたので、この移籍についても想定の範囲内でした。

 

【今冬の移籍状況】

興梠(浦和)→ダヴィ(完全)
新井場(C大阪) →前野(完全)
ドゥトラ(ロケレン)→野沢(完全)
増田(蔚山)→
岡本(新潟)→
レナト(広州)→中村(完全)
        →豊川(新規)
        →植田(新規)

単純に、出入りの数だけ見ると、レンタル復帰しない組を除くと〝プラマイゼロ〟となっております。
ポジションや「即戦力か否か?」といった関係もあるので、そのように単純なものではないだろうとは思いますが、〝登録する全選手数だけ〟をみると、今の出入りの状況でバランスは取れているといえます。

そこで、今度はレギュラークラス、サブ・育成枠といった見方で、ポジション別に選手を見てみることにします。

【移籍及び新規加入による今年のアントラーズ布陣の中間チェック】

《GK》
曽ヶ端 ⇒ 曽ヶ端

佐藤 ⇒ 佐藤
川俣 ⇒ 川俣
八木 ⇒ 八木

《CB》
岩政 ⇒ 岩政

青木⇒ 青木
昌子 ⇒ 昌子
中田 ⇒ 中田
山村 ⇒ 山村
(  ) ⇒ 植田

《右SB》
西 ⇒ 西

青木 ⇒ 青木
土居 ⇒ 土居
梅鉢 ⇒ 梅鉢
伊東 ⇒ 伊藤

《左SB》
新井場 ⇒ 前野

昌子 ⇒ 昌子
土居 ⇒ 土居
鈴木 ⇒ 鈴木
中田 ⇒ 中田

《ボランチ》
小笠原 ⇒ 小笠原
柴崎 ⇒ 柴崎
青木 ⇒ 青木
本田 ⇒ 本田

増田
 ⇒ (  )
梅鉢 ⇒ 梅鉢
中田 ⇒ 中田
山村 ⇒ 山村

《OMF》
ドゥトラ ⇒ 野沢
レナト ⇒ 中村
遠藤 ⇒ 遠藤
本山 ⇒ 本山

土居 ⇒ 土居
(  ) ⇒ 豊川
宮内 ⇒ 宮内

《FW》
大迫 ⇒ 大迫
ジュニーニョ ⇒ ジュニーニョ
興梠 ⇒ ダヴィ

岡本
 ⇒ (  )
中川 ⇒ 中川

 

センターバック(CB)は、「岩政の相方探し」という前回の考察から変わらずで、特筆すべき進展はありません。

次に両SBですが、これも前回の考察時から新たな補強の話はありません。
私は、未だに前野のレベルがわからないので、実力的に新井場に相当する力量なのかどうかが、不安なポイントであることに変わりありません。

西や前野以外の人材を眺めてみると、青木、昌子、土居、梅鉢、はたまた中田といった複数ポジションをこなせる人材が揃ってますので、守備的SBとしては現時点のメンバーでも十分であると思われます。

しかしながら、〝本職のサイドバック〟として、やはり「攻撃的なSBがもう一人は欲しいな」という状況でもあるように思われます。

ダヴィの加入、レナト・ドゥトラ・アレックスの移籍ということで、外国人枠がまだ一つ(アジア枠を含めるとあと二つ)残ってますので、ここはいずれかの枠で補強しておきたい気がします。

そして、ボランチは増田の蔚山への完全移籍が発表されましたが、前回の考察でも書いたように、ここは人材が高いレベルで豊富(レギュラークラスで小笠原・柴崎・青木・本田と4人以上、更に複数ポジションということで山村や中田も居ます!)であるため、特にボランチの枠で、増田に代わる補強は必要ないでしょう。

攻撃的MFについては、ドゥトラの移籍が発表されました。

個人的には、残留する可能性の方が高いと思っていたので、意外な移籍ではありました。
しかしながら、野沢のカムバックが発表され、さらに中村の補強があり、この二人は間違いなく即戦力の補強であるので、システムの変更を想定すれば、レナトやドゥトラといったレギュラークラスの外国人助っ人が二人も抜けたポジションですが、この日本人二人の獲得で十分な補強がなされたと思います。

このポジションへの外国人助っ人の獲得については、当面、現メンバーでスタートして、怪我や想定外の機能不全などが出た場合に、昨年のドゥトラのように、6月までの間に、その必要性に応じて補強を考えるようにした方が良いと思われます。

FWに関しては、興梠が居なくなったところにダヴィの加入ですので、ダヴィに興梠レベルの活躍を期待するのであれば、十分すぎる補強です。

しかしながら、ダヴィにはそんなレベルの期待では済まされないでしょうから、大迫以上に得点することを期待せざるを得ません。

ダヴィと大迫の二人を共に活かすことのできるシステムやメンバーで、戦術を組むことができるかどうかが今年のキーポイントの一つですね。

サポーターの皆さんが、一番期待しつつ、一番不安なところですね。

岡本の抜けたところにジュビロの山崎獲得の噂がありましたが、どうやらガセネタだったみたいですね。

ガセではなくても、ジュビロ残留の報道も出ていますので、どうやら今季の獲得はないとみておいた方がいいようです。

「そこにもう一人、補強が欲しいな~!」と思ってましたが、未だにジュニーニョの動向についての発表がありませんので、もし、ジュニがこのまま残ってくれるようであれば、非常に厚い選手層となりますね。

サブとしてジュニーニョクラスの選手を保有することができれば贅沢なことですが、外国人枠の一つをサブとして考えるものなのかどうかという問題は残りますね。

ジュニに変わる有力外国人選手の獲得話があれば別ですが、そういった話がないようであれば、個人的にはジュニには残って欲しいかなと思います(もっともっと活躍するジュニを応援してみたい)。

新規加入の豊川君は、MF登録のようですがかなり攻撃的な選手みたいなので、興梠同様に(興梠は元々はMF登録選手だった)FWとしても十分やっていけるのではないかと思います。

そのため、岡本の抜けた穴埋めは、豊川君の獲得があることで、絶対に必要なものではなくなっていると思われます。

ただ、高卒の新人選手に岡本と同様の期待を込めるのはかわいそうな気がしますので、レンタル選手の枠が減となっている現状であれば、あと一人FWの層を厚くすることが計算できる選手(欲を言えば『高さ』が欲しいかな?)の獲得があってもいいですね。

 

まだまだ、これからも移籍の話は出てくるかと思われますが、もし、現時点の情報で補強完了であったとしても、世代交代を図るといった目的を加味しても、それなりに評価できる補強と言えるのではないでしょうか。

個人的に、今後、気になるポイントとしては、『左SBへのレギュラークラス(外国人助っ人)の補強』と『ジュニーニョの動向』です。

ドゥトラが居なくなった現状を考えてみると、戦力としての力量を確実に計算できて、更にFWでもMFでも起用可能なジュニーニョの存在はありがたいところとなってきましたね!

引き続き、アントラーズに関する移籍の情報に注目したいです。

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2013年1月 2日 (水)

今シーズンの鹿島アントラーズを考えてみる

とっても暇な正月となっており、体の疲れも全くなく、面白いテレビもやっておらず、この時期にパチンコへ行っても店の〝思うつぼ〟となってしまう確率が非常に高い!

家の掃除や洗濯も手伝って、時間を持て余している。

そこで、昨年までは触れることのなかったアントラーズの新体制について全く個人的な見解を考えてみることにしました。

サポーターとしては、どのようなスタッフや選手の顔ぶれとなっても、彼らを全力でサポートすることが役目となっているので、これまで意図的に移籍等々に触れることは避けてきていましたが、今シーズンはこれからの『時代』の行方を左右する年になると思われ、個人的にもとっても気になるので、自分の考えを整理するつもりで新しい陣容について考えてみたいと思います。

 

【新監督に期待すること】

ジョルジーニョ前監督の衝撃の退任劇から僅か2~3週間で新監督を迎える準備ができていましたね。
これは、「1日も早く新しい監督を決定して、チームの強化方針や選手の補強などに少しでも時間をかけることができるように」との配慮があったと思います。

これまで、アウトゥオリ⇒オリベイラ、オリベイラ⇒ジョルジーニョのいずれの時もそうであったように、新しい監督のもと新チームをスタートさせると必ず監督の起用方針や戦術がチームに浸透するまでにそれなりの時間がかかってしまっています。

『開幕から○試合勝ち星なし』という事態を避けるためにも、新監督を12年のうちに決定して(未だクラブから正式発表はないですが、契約上の手続きだけなのでしょいうが、セレーゾの復帰が決定的)、監督の方針に基づいた補強を年明けから(いや年内のうちにも)実行できるようにすることがフロントとしてまずやりたかったことなのではなかったでしょうか。

そして、もう一つ、新監督をセレーゾに決めた理由として、全くのアントラーズにとって新しい監督であった場合、ジョルジやオリベイラの時と同じようにチームとしての戦術浸透度が高まらない可能性は否定できないということです。

そのため、6年もの長期政権を築いていたセレーゾなら、少なくとも全く新たしい人材よりも戦術浸透度が高くなると踏んでいるに違いありません。
GMの好みの問題ということもあるでしょうが、フロントと監督の間の溝は全くないといっても過言ではないでしょう。

千葉の監督就任という話があった関塚氏が、あそこまで話が進んでいながら就任に至らなかったことは、フロントと監督の考えに(いろんなことで)大きな溝があったからに他なりません。資金力ではアントラーズより強いと思われる千葉との話がまとまらなかった理由はそれ以外ありえないと考えられます。

順調にいけば、このままセレーゾ新監督の就任がクラブから近々発表されることと思います。
フロントが期待しているであろう上記2つのことに加え、その先にセレーゾに期待することは『次の時代のアントラーズの土台を完成させること』だと思っています。

オリベイラがメンバーを固定してタイトル奪取にこだわり続けた時代から、ジョルジーニョが世代交代のスタートを切った昨年、そして、今年は〝79年組からの脱皮〟が求められるところです。

そういった意味から、大迫、柴崎、山村や遠藤といった次の時代の中心選手を育てることと、そのあとに続く若手をハードトレーニングで鍛え上げることがセレーゾに最も期待するところですね。

オリベイラやジョルジーニョよりもセレーゾの方が練習時間や練習量が豊富であるとの話を聞いたことがあります。
オリベイラやジョルジの時のように、魔法のような、何か新しいことを期待したい気持ちもわからないではありませんが、彼の時代をよ~くしっているサポーターが今年の彼に期待するのは、そのような強化が一番現実的だと思いませんか?

〝磨けば光る原石〟といえる選手ばかりいるアントラーズだと思ってます!

選手が、ヘトヘト、ボロボロになるまでキャンプでたっぷり走りこみ、選手間でのポジション争いを激化させて、試合に出た選手が気迫溢れるプレーを見せてくれるように持っていってほしいと思います。

 

『限界まで鍛え上げるハードトレーニング』

『中盤での支配力を高め、両翼が羽ばたく、伝統のアントラーズのサッカーを取り戻す』

 

《おまけのポイント》
最近のサッカーではすごく重要なフィジカルコーチの位置づけ!
トニーニョ・セレーゾが連れてくるフィジカルコーチは第1期の時と同じ人だが、若くて新しい考えに基づいたフィジカルトレーニングができるのかどうか?これは不安なポイントの一つです。

 

 

【群雄割拠のCB陣とは対照的なSB陣】

昨年はCBが受難の年でしたね。

まずは岩政の不調に始まり、成長を計算して使われ続けた山村の負傷、鳥栖戦でのラフプレーで残りのシーズンを棒に振ることとなった中田。

その代わりに、本職ではないものの出番をものにしてレギュラーとして成長した青木に、若手なりの順調な成長と経験を積むことができている昌子。

本当に、青木という選手はすごい選手だと改めて知らされた2012年でした!
守備的なポジションはどこでもできて、体力的にもスタミナ十分、そして怪我に強い(怪我しない)!
今更ながらですが、、青木という選手は鹿島アントラーズのスーパーマンです。

昨年は、当初の予定とは違ってやりくりが厳しかったCB陣ですが、来年度は期待のスーパールーキー植田君が加入して、ここのポジション争いは更に激化します。最もレベルが高いポジション争いが展開されるのではないでしょうか?

 

(2012年年末の位置づけ)岩政、青木、昌子、中田、山村
(2013年のCB陣)岩政、(青木)、山村、植田、昌子、中田

 

やはり、岩政を中心として、「その相手役に誰が抜擢されるのか」であるが、もしかすると植田が篤人以来の高校生ルーキーの開幕レギュラーとなるのではないかとひそかに思っております。
その強さ、速さ、上手さどれをとっても今のアントラーズのCB陣に引けを取ることはないと思われます。

ただ、山村や昌子も黙ってはおられないでしょうから、キャンプからのアピール合戦に期待します。

山村に関しては、本人の気持ちとは異なるのでしょうが、ボランチとしての起用も選択肢の一つでしょう。
そのボランチ陣も決してポジションが空いているわけではないので、山村としては意地でもCBのレギュラー奪取に燃えるところだと思われます。

そして、中田ですが、普通に考えても現在の力量だけ見れば、当然のレギュラー候補だと思われますが、90分戦えるゲーム体力をキャンプで養えるのか?
さらに、年齢的にも『故障と無縁』というわけにもいかないでしょうから、世代交代を考えてもバックアッパーとしての位置づけになるのではないでしょうか?
若手が、この中田を超えられないようではアントラーズの次世代も先が思いやられることとなってしまいます。

 

『山村、昌子、植田の3人のうち誰が岩政のパートナーとなるのか?』

『植田が岩政から学び、そして岩政を超えることができるのかということが、山村や昌子をも成長させるポイント』

 

 

【今年を左右するSBの補強】

ほぼ間違いなくC大阪に移籍するであろう新井場だが、これまでの貢献度と彼の生活環境を考慮すると、今回のC大阪からのオファーは逃すべきではないチャンスだと思います。

新井場は、枚方にフットサルクラブを開設していることや、家族も関西に居住しながらの単身赴任を9年も続けており、将来的には鹿島ではなく大阪に帰ることを第一に考えているのだと思われます。

更には、もう年齢的にも他のクラブからオファーを貰いながら関西に移籍できるのはこれが最後のチャンスであると、サポーターの私であってもそう思います。

アントラーズにとっては手薄なSBのレギュラー選手であり、何があっても手放したくはないところですが、ここはそのような理由から快く彼を送り出してあげたいと思います。

さて、そこで問題となるのが、この新井場の後釜です!

 

(2012年)新井場、西、(青木)、(アレックス)、伊東、鈴木、土居、梅鉢、
(2013年)西、(新外国人の獲得)、前野(愛媛FCから移籍の噂)、(アレックス:徳島にレンタル中)、(青木)、伊東、鈴木、土居、

 

愛媛FCから前野の移籍が噂されておりますが、アレックスの現在徳島にレンタル中なので、期限切れで戻すのかどうか?ですね。

今年のポイントとして先に挙げた一つに『羽ばたく両翼』というのがあります。

アントラーズのSBは、守備力もさることながら、やはり攻撃的なところがポイントだと思います。

最近の大伍の出来は素晴らしいと感じさせれらます。
それは守備に関しても、攻撃に関しても、足りないところは気迫で補うということができていると見て感じ取れます。

不動の右SBであり、このポジションの2番手争いには、本来は伊東が上がってきてほしいところですが、多分、2番手となると青木、3番手ならば土居という位置づけなのでしょうね。
どちらも特徴が異なる(青木なら守備的、土井なら攻撃的)ため、それぞれの弱いところをキャンプや試合で鍛え上げることができれば、控えも含めて右SBに関しては現在のメンバーで十分だと思います。

しかし、左SBに関しては新井場の抜けた穴が大きいです。

前野のことはよくわかりませんが、「左」の本職なのでしょうね?
そうであれば、レギュラーとしての期待がかかるところですが、何分にも未知数なところが多く、彼一人で新井場の穴埋めとして満足できるかといえば???ですね。

そこで、現在レンタル中のアレックスを戻すという選択肢が浮上します。レナト、ジュニと二人の外国人と契約を延長しないということであって、そのうち一人がFWであれば、もう一人の枠を計算できる外人で埋めることは考えられなくはありません。

しかし、昨年のアレックスの状態をみると守備的な問題もあり、また攻撃面においてもサイドの駆け上がりでも、途中で展開が彼のところで何度もストップしていたことを考えると、「アレックスで大丈夫」とはなりません。

何と言っても、攻撃面では新井場以上の評価を得ることも期待できる鈴木隆雅の成長が、最も期待されるところです。
しかしながら、鈴木の最大のウイークポイントは守備力にあると思われ、これに関しては1~2年で何とかなるものではないような気がします。

今いるメンバーで「前野+もう一人」と考えるならば、攻撃面に目をつぶって昌子、梅鉢を起用する方がチーム力としては高まるのではないでしょうか。

故に、ここはもう一人、左SBとして計算できる戦力の補強が求められます。

 

『右SBは青木や土居のポジション争い参戦による、西の地力強化』

『左SBは外国人助っ人を含む更なる補強が絶対に必要』

 

 

 

【さあどうなるレギュラーボランチ】

 

(2012年)小笠原、柴崎、本田、(青木)、増田、梅鉢
(2013年)柴崎、本田、小笠原、青木、(山村)、(中田)、梅鉢

 

昨年は、ほぼ不動のボランチとして活躍した小笠原と柴崎。
シーズン当初は二人とも、もともと攻撃的な選手であるが故に、守備面でのバランスの悪さが指摘されており、その指摘通りに失点が止まらないチーム状態の原因とまでされていた感があります。

本田の復帰とともにその攻守のバランス(役割)が改善され、チームとして守備面の再構築がなされる結果となりました。これは梅鉢の起用時にも同じような効果が出ていたかと記憶しています。

それでも、そういった守備力を落とすことなく、秋には再びこの小笠原と柴崎がボランチとしてのポジションを不動のものとします。

この二人がいれば、更には代表クラスの実力を持ち、コンディションも全盛期に近いくらいに復活してきた本田がいるだけで、このポジションは十分な戦力だといえます。

ましてや、CB争いから派生して、青木や中田或いは山村といったこのポジションで代表クラスと同等の実力を持つ選手が備えていることを考慮すれば、まぎれもなくアントラーズはボランチ王国であるといえるでしょう。

 

『不安があるとすれば、全盛期を明らかに過ぎてしまった小笠原』

『本人はそう思っていないであろうが、もう1枚前の方で力が発揮できるであろう柴崎の2列目起用』

 

このポジションは〝うれしい悩み〟しかありませんね。

 

 

【大きく変わらねばならない2列目】

 

(2012年)ドゥトラ、遠藤、レナト、(ジュニーニョ)、本山、(増田)、土居
(2013年)ドゥトラ、(柴崎)、(野沢或いは新外国人の獲得)、遠藤、中村(京都サンガから移籍の噂)、本山、増田、土居

 

このポジションは、新監督の体制になってどのようなスタイルにするのかで大きく変わるところです。
大迫のワントップを引き続き採用するなら、これまで同様に3枚を並べる形になるでしょうし、伝統の4-4-2ならボックス型が第1候補となり、ジョルジが試みて断念したダイヤモンド型にするなら、それにより起用する選手も変わってくるでしょう。

 

『本山のコンディションはどうなのか?』

 

これは79年組に共通するポイントですが、中田にしろ小笠原にしろ、もう過去の全盛期のような活躍やコンディション維持は期待できない、いや期待しているようではいけないということです。

アントラーズ次世代に繋げることを命題としてやるならば、本山を中田と同じようにバックアッパーの2~3番手と考えることが必要になります。
ここで、レギュラーやバックアッパーの1番手と考えてしまうと、新しい戦力を鍛えることはできなくなり、次代の核が育たないことに繋がってしまいます。

 

もう一つのポイントは、 

『ドゥトラの去就』です。

 

確か、完全移籍で獲得しているはずですが、期間は1年間だと思われます。
まだまだ、使いにくさが残る選手ですが、昨年の結果をみても、今のアントラーズには必要な選手だと思います。
2年続けてアントラーズに在籍することで、(もともと二人の仲は良くはないのかもしれませんが)大迫とのコンビネーションにも上積みが期待できるので、契約延長できるのであれば、外国人枠の1つはドゥトラであることに賛成できます。

レナトの退団とジュニーニョの去就(契約延長しないとの噂がありますね)によって、「外国人枠が2つ空いた」ということになりますが、それは2列目のレギュラー陣の層が2段階薄くなったということにもなります。

ドゥトラと遠藤を両脇に従えたレナトの司令塔としての能力は素晴らしく、そして、最終的に左MFのポジションを奪い取ったジュニーニョ、この二人はやはり2012年の鹿島アントラーズの控えではなく、レギュラークラスの選手だったのです。

ドゥトラ、遠藤、本山と名前を聞けば、それだけで十分な選手層かと思いがちですが、先ほど述べたように本山をどのように計算するかのか、また、遠藤とドゥトラの二人だけでは、システムの中で機能不全に陥る可能性があると思われ、レナトが受け持っていたセンターMFがどうしても必要なのではないかと思われます。

ドゥトラをセンターに配置する方法が天皇杯でのファーストチョイスでしたが、ドゥトラが一番輝いていたのは、レナトと遠藤、そして大迫と組んだ時のサイド2列目であったと私は思っています。

そのため、最低でもレナトクラスの司令塔の補強が望まれるところです。

 

『誰が司令塔なのか?』

 

噂では、野沢の復帰が囁かれています。

個人的には、野沢の復帰は「格好悪い」と思ってしまいますが、不遇の元鹿戦士に救いの手を差し伸べるフロントは嫌いではありません。
ましてや、それが今のアントラーズが喉から手が出るほどほしいポジションで、その実力が裏付けされた選手であればなおさらです。

移籍金がかかりますが、昨年、移籍金を置いて行ってくれたことを考慮すれば、〝いってこい〟なのですから、計算できない外国人を補強するよりも確実な〝補強〟になると思います。

彼はアントラーズが嫌いで出て行ったわけではなく、ジョルジと同じ「家庭の事情」で退団したわけですから、「裏切り者」と罵られることもないと思います。
ただ、帰ってきてから、何か一つ結果を出すまではサポーターは厳しい眼で見ることになるでしょうから、それはそれで仕方のないことですよね?

だから、野沢の復帰は、アントラーズにとっても有効な移籍になると考えられます。

 

もう一つ。

ボランチのところでもあえて触れなかった増田の存在ですが、柏レイソルからオファーがあったとのこと。
増田本人としては、海外からのオファー優先で移籍を考えたいところなのでしょうが、国内からの移籍となれば、過去に山形へのレンタルを経験していることから、「いかに鹿島アントラーズが素晴らしいクラブなのか」を身を持って感じているとすれば、他の国内クラブへの移籍は興梠のように年俸大幅アップを提示されるか、レギュラーを保障されるかない限り二の足を踏むところでしょう。

レギュラー保障なんてどこのクラブにもあるわけがなく、年俸アップにふさわしい活躍ができているかどうかは本人が一番よくわかっているところ。

しかし、海外からのオファーは期待薄でしょうから、増田本人としては、鹿島でレギュラー争いすることと、他のクラブでレギュラー争いすることを天秤にかけて、自らの去就を決断するのではないでしょうか?

鹿島での彼の現在置は、ドゥトラ、遠藤から離された3番手。
そこに野沢の復帰や、柴崎の2列目起用があれば一気に5番手に落ちてしまいます。

攻撃的MFが彼の一番希望するポジションであって、尚且つ、ボランチでは5番手にも入れない可能性があるとすれば、他のクラブでレギュラー争いをすることを彼が選択したとしても引き留める理由がありません。

そうした状況の彼に、「いつまでもアントラーズの一員でいて欲しい」と思うのはサポーターの我が儘であって、選手として大切な旬な時期をやり過ごしてしまわないように考えてあげたいところです。

もし、アントラーズに残ってくれるなら、全力で彼を応援するつもりです。
今は、彼の判断を尊重するのみです。

 

『野沢復帰の有無、或いは新外国人の獲得』

『柴崎の司令塔起用はあるのか?』

 

この二つが2列目のポイントになると思われますが、いずれにしても今年は大きく変わらざるを得ないのが、この2列目でもあると思われます。

更に、現在噂されている京都サンガの中村の加入が実現すれば、野沢或いは新外国人のいずれかの獲得は、このポジションでの必須項目ではなくなるでしょう。

今年ブレイクした彼は、J2とはいえ14得点を挙げている攻撃的MFであり、岡本が移籍してきた時以上の期待感で迎えることができると思われます。

タイプ的に司令塔ではなさそうな雰囲気で、どちらかというとドゥトラとかぶるのではないのでしょうか?
よくわからないので何とも言えませんが、野沢の復帰(或いは新外国人の獲得)に加えて中村が加入すれば、それなりに分厚い2列目になりそうですね。

でも、やはり一番欲しいのは『司令塔』ですね!
そして、それは柴崎であって欲しいというのが個人的希望です。

 

 

【今年が最後かも?大迫中心のFW陣】

 

(2012年)大迫、興梠、ジュニーニョ、岡本、
(2013年)大迫、(新外国人の獲得)、(ドゥトラ)、(国内移籍による獲得)

去年ブレイクした大迫システムですが、これが継続できるのか、または敢えて継続せずに伝統の4-4-2に戻すのかがポイントになると思われます。

しかし、いずれにしても大迫が怪我などによって長期間出場できないとき、あるいは短期的にでも出場できない場合、急激に悪化してしまう可能性のあるポジションがFWですね。

そういったことを勘案して、大迫とともに鹿島アントラーズの攻撃を担うエース級のストライカーが絶対に必要です。

『ダヴィなのかラファエルなのか、それともまだ見ぬ外国人なのか?』

今のところメディアで噂されているのが、ダヴィ(甲府)とラファエル(ボダフォゴ)の二人ですね。

ダヴィは話がいいところまで進んでいたのに、ここにきてFC東京へ行くという話も聞きます。
鹿島では相当安く獲得できそうな話だったところにきて、安売りをしたくない代理人が値を吊り上げる目的で対抗馬をさがしたところ、FC東京が名乗りを上げてきたってところですかね。

結局、その代理人の狙いがはまりつつある状態で、ダヴィの移籍金や年俸は再び高騰しているみたいですから、それならば無理して大金を払ってまでとる必要はないように思います。
まして、使い方にもよるのでしょうが、ダヴィと大迫のツートップでは、大迫の良さが死んでしまうんじゃないかと思ってしまいます。

ならば、大迫のワントップであっても2列目の真ん中で司令塔として使うこともできるラファエルの方がずっといいんじゃないかと?

ラファエルは大宮への復帰話もあるので、そうそう期待するわけにもいきませんが、これが実現するかどうかは、今シーズンのアントラーズの行方を大きく左右するほどのものだと思ってます。

未知数の外国人FWは危険だということは、アントラーズサポーターが身を持って一番理解しているはずです。

マルキーニョスとまではいかないまでも、ジュニーニョ以上の活躍を期待することが可能な、Jリーグ経験を有する外国人FWを期待します。

そして、アントラーズサポーターの期待を一身に背負うこととなる大迫ですが、必ずや彼は今年以上のブレイクをしてくれると信じています。

そのうえで、ブラジルW杯への代表選出や海外移籍というステップアップを図る時期でもあるとも思います。

いつまでもアントラーズのエースストライカーとして居てほしい気持ちはありますが、ここは息子を成長させるために送り出す親の気持ちになって、今年1年大活躍をした後に、来年は海外チームへの移籍を実現させて、「鹿島の大迫」を『日本の大迫』へと成長させたいと思います。

そうすると、大迫とともに戦うことができるのは「今年が最後」になるかもしれません。

いや、そうなることを期待して、今年は大迫を目一杯サポートしていきたいと思います。(涙)

 

《もうひとつのポイント》

岡本の移籍は想定外でした。

彼の存在は、昨年よりも興梠が移籍した今年の方がクローズアップされると思ってました。
でも、彼はそのポジションには甘んじることはできなかったということですね。

大迫、新外国人に続く3番手のFWが現在いないということも、決して見逃すことのできないポイントになります。

スピードを取るのか、高さを取るのか、いずれにしてもどちらも兼ね備えた選手はそうはいないので(いれば、それでレギュラーじゃないか)、後半の残り15分以降で決定的な仕事ができる、特徴的な選手を国内移籍で獲得したいところです。

 

 

【外国人枠の使い方】

ここまで書いて、必要としている新たな外国人枠を整理すると、【FW】、【MF】、【SB】 の3つです。

すでに、ドゥトラがいることを考えれば、どうしても欲しいところは【エースストライカー】と【左サイドバック】が優先されると思います。

そうなると、【司令塔】は日本人(野沢または柴崎)で賄うのか、それともここにアジア枠という考えもあります。

別に【左サイドバック】がアジア枠でもかまわないわけで、どちらかというと、こちらのアジア枠の方が現実的なのかと・・・。

さて、どうなるか?

興味深々です!

 

 

 

 

【次代の一員となる若手の底上げ】

これまでに名前を上げなかった選手は、【FW】中川、【MF】宮内、豊川、彼らに加えて伊東、鈴木、土居、梅鉢に関しては、少なくともあと1~2年はセレーゾにしっかりと鍛え上げてもらいたいです。

ここはチームとして必要な育成枠として考えるべき選手たちであり、カップ戦や天皇杯での出場機会をチャンスに、時間をかけて着実に育て上げて欲しいと思ってます。

アントラーズに入団できるということは、間違いなくその素質は十分持ち合わせた選手たちなのですから。

去年の梅鉢の活躍がそのことを裏付けるものであり、彼らの気持ちのよりどころとなるものですから、わずかなチャンスですが、是非ともそこを狙って賭けてほしいと思います。

 

 

 

【不動の守護神にも陰りが・・・、いや、それはないか!】

未だに曽ヶ端は健在です。

ミスが目立つようですが、ファインプレーでチームを救うことも多々あります。
いつも、「曽ヶ端のミスが原因で負ける試合が1~2試合あっても仕方ない!」と思うようにしています。

その曽ヶ端も79年組です。

ポジション的に体力ダウンがプレーに影響することは少なく、怖いといえば年齢的な方面からくる故障でしょうか?

GKの4人体制は、クラブとしては練習面からも求められるところであり、これまでもシーズン中に故障があってもこの人数でやってきました。

だから、若手を補強して5人体制にすることは考えづらく、佐藤、川俣、八木の移籍でもない限り、この4人で行くことになると思われます。

今シーズンは曽ヶ端の連続フル出場記録がどこまで伸びるか?ということに注目でもしてみましょうか!

佐藤や川俣の出場を見てみたい気もしますが、それは曽ヶ端の怪我を前提とすることなので考えないことにします。

怪我でもないのに、曽ヶ端が控えに回る事態が起きれば、それはそれでアントラーズにとっては喜ばしいことになりますね!

 

 

長々と書きすぎて、ポイントすらわかりにくくなってしまいましたが、個人的な見解の整理ですので読み流してください。

自分的に描いたことを振り返ってみても、頭の中に残っていることは『エースストライカーとしての新外国人の獲得』と『新井場の後釜の補強』、この二つがポイント中のポイントってことですかね。

 

 

 

最後に、興梠の移籍についてですが、選手として定められた移籍ルールに則ってのものであり、プロサッカー選手として当然の選択をしたのみです。

アントラーズサポーターから見て、「信じられない行為」でもなければ「裏切り行為」でもありません。

誘われたチームが、現在よりも多くのお金を支払ってくれるクラブであって、ACLにも出場できる、出場チャンスも今と変わらない難易度であると判断すれば、それは私であっても移籍を考えるでしょう。

ただ、彼が浦和で活躍できるかといえば、「そうではない」と思われます。

鹿島アントラーズであったからこその興梠であり、他のチームへ行っても彼のスタイルでは、活躍するのはちょっと難しいのではないでしょうか?

代表で思うようなプレーが披露できなかったことを考えると、それと同じようなことになるのではないかと感じてしまいます。

愛すべきアントラーズの選手であったことは認めたうえで、彼の抜けた穴がアントラーズにとってどれほど痛いのかというと、「それほどでもない」というのが答えのような気がします。

少なくとも、野沢の抜けた昨年よりもチームに与えるダメージは少ないと思われます。

 

正直、この移籍に関しては感情的なものは一切ありません。

 

あるとすれば、クラブとして「選手を大切にするのはどこか?」ということを考えると、「彼の選択には未来がない」と思わざるを得ません。

契約更新オファーを貰えずに移籍する選手と違って、アントラーズからオフォアーを受けたうえで、自ら移籍すること選択するのですから、彼にはその道を後悔してもらいたくないです。

たとえ、それが間違った選択であったとしても・・・・・。

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2013年1月 1日 (火)

謹賀新年

2013年 あけましておめでとうございます。

 

 

鹿島神宮に初詣に行って、アントラーズのタイトル奪回を祈願してきました!

家に帰ってから天皇杯決勝戦のテレビ中継を眺めてましたが、柏レイソルの優勝シーンにアントラーズの優勝をオーバーラップさせていました。

 

再び、「あの舞台に立ちたい」という思いがどんどん湧き上がってきました!

やる気がみなぎってきました。

 

感動的な柏の優勝だったけど、“紙テープ〟は無かったね!

やっぱり、我々があそこに居ないと天皇杯も盛り上がらないでしょう(笑)!

 

気持ちが↑↑↑↑↑

 

 

今年も、国立の舞台で歓喜の瞬間を迎えるべく頑張るぞ!!

 

聖地カシマスタジアムでの歓喜の瞬間をも迎えるべく、今年も力一杯のサポートを頑張りましょう!!

今年もよろしくお願いします。

鹿莫迦

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