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2010年8月23日 (月)

セレッソ戦 遅まきながら録画を観て思うこと

ようやく出張から鹿嶋に帰ってきた。

やっと、先週末のセレッソ戦の録画を観ることが出来た。

この映像を見るまでは、多くのアントラーズサポーターのブログや、各サッカー評論家

皆さんのレビューや感想を見ながら、アントラーズのふがいない戦いや褒められないであろうホームでのサポーターの応援を想像していました。
体力的にも限界にきており、セレッソの選手たちにいいように掻き回され、勝利への意欲が全く感じられないピッチ上の選手たち、そして、その選手達を奮い立たせることなど到底出来るはずもない地蔵集団となった聖地のゴール裏。
こんな絵を想像していました。

ところが、録画の映像から見ることの出来た選手達からは、「飛ばし過ぎ」とも思える積極的な戦う姿勢が試合開始当初から感じられ、多いと指摘された細かいミスも決して多くなく、さらに、最後の最後まで相手ゴールから得点を奪おうとする懸命な姿勢も失われておらず、それでも結果が出なかったことは、ひとえにセレッソの選手達の連携やそれを支える運動量が鹿島の選手を上回ったとしか言いようがない。
テレビの解説者も言っていたように、連勝していることが選手達の精神面をしっかりと支え、これが相手チームを上回る運動量の糧となっているように思われる。選手達の躍動感や充実しきった顔が、それを何よりも物語っていると感じた。

それとは対照的に、いつもと同じように、いや毎年の夏よりも精力的に、献身的に、ピッチを駆け回っているにも関わらず結果が出ない我がアントラーズの選手達の表情は、自分達を信じる気持ちが揺らいでいることを感じさせるものでした。

客観的にゲーム内容を分析(分析といったらおこがましいが)しても、技術や体力で、そして連携といった点でアントラーズのチームとしてのスキルが落ちているとは見えない。去年や一昨年の同時期と比べても、〝夏場に弱い〟といった弱点を、少なくとも今年は克服できていると思われる。野沢や興梠、そして小笠原や伊野波、新井場といったレギュラーメンバーの運動量を昨年までと比べてみても、今年は充分に走ることが出来ているのではないか?

但し、今年は昨年までとは比べ物にならないくらい〝暑い〟sign01

この暑さの中で90分を走りきるには相当の体力が必要となる。しかも、相手があるゲーム、相手の状態によってはそれを達成する困難の度合も試合ごとに変化する。
もしかすると、「それは相手も同じ条件、相手に勝らなければならない」と言われるかもしれないが、鹿嶋の気候とそれ以外の地域との気候の違いは、如何ともし難い面があり、どれだけ鍛えても、それを過酷な環境の中で発揮する為には、同じ環境内で鍛えるしかないと思う。言いたいことは、毎年、猛暑の中でトレーニングしている関西エリアチームの選手達や、ヒートアイランド状態の中で毎日の訓練を繰り返している都会のチームの選手達と、環境対応の勝負をしても勝ち目はない。

これは地域特性が生み出す、Jリーグの面白さの一つでもある。本来であればホーム&アウェーでこれが感じられるところだが、季節に関してはそれぞれ関係なく訪れるものであり、避けることの出来ないものである。
逆に、「じゃあ、寒い地域のチームはどうなんだ!」と言われるだろうが、夏に弱い、暑さに弱いアントラーズの選手達という事実は変えられるものでもない。いくら鍛えても、サウナの中ででも練習しない限り、これは変えられないと思う。

だから、試合運びの上手さやペース配分、そして、相手チームを上回る技術と連携で戦って勝利をものにするしかない。

勝ちたい気持ちで負けているわけではないsign03

セレッソの選手達は素晴らしかった。

技術力も連携力もアントラーズに勝るとも劣らぬものがあった(この試合に限っては互角以上だったかもしれない)。
2位に位置する成績も、こうした実力の現われに他ならない。

アントラーズの戦いも、ここ数戦の内容と同様に決して悲観するような内容ではなかった。

終わってみれば、現時点でリーグ2位と3位のチームの対決だったのであって、今までのようにホームで楽に勝てるセレッソではなかったということでしょう。

首位、名古屋との勝ち点は5に開いてしまったが、まだまだ、逆転は充分に可能な状況である。

今は、一生懸命に準備して戦っても思うような結果が出ない状態、期待してもその期待に応えてもらえないでいる状態であり、ただただ〝耐える〟局面であるsign03

何かを変えるべき時期ではない。
篤人が抜け、ジョンスが抜け、マルキが戦列を離れ、中田、ジウトンが出場停止、小笠原や本山に関しては体調が万全ではない。このようにレギュラーのメンバーがいなくなったり万全でなかったりしても、伊野波、大迫、青木、ジウトン、佐々木、宮崎、遠藤と言ったこれまでのサブメンバーがチーム力を大きく落とすことなく頑張っている。
「誰が入っても鹿島アントラーズ」を証明するように、誰にも〝鹿島イズム〟が浸透している。
これまでと同じように準備をして、これまでと同じように戦う。
これを繰り返すことで、必ずや結果が現れると信じます。
もう一度、同じ条件でセレッソと戦ったら・・・、その時はきっと、いや必ず違った結果にして見せると言う気持ちが皆(選手&サポーター)にはあるはずです。

だから、これまで共に戦ってきた選手や監督、そしてチームを信じようと思います。

長くなりましたが、最後にアントラーズサポーター。

テレビの画面から聞こえてくるゴール裏の声は、選手達に充分に届いていたと思います。
サポーター間から聞こえてくるような〝ふがいない応援〟では決してなかったと言い切れると思います。気持ちのこもった、ピッチ上の選手達の後押しができる応援でした。

それでも、スタジアムに参戦されたサポーター達は、「こんな応援じゃいけない」と言うように自らを鼓舞しています。

これまでと同じようにやってきても、思うような結果が得られていない状況にあれば、これまで以上の気持ちで応援する。

ゴール裏全てのサポーターにこの気持ちが浸透した時に、きっとアントラーズのゴール裏は自らが思い描く〝真の応援〟が出来ることになるのでしょうね。

長々と書きましたが、結論としては「これまでと変わらずに弛まぬ努力を続けるのは選手達、そして、これまでとは変わり、更なるパワーアップを図るのはサポーター」ということが、今の私のアントラーズを思う気持ちです。

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